新規就農者のあるある「農地白紙にもどる」

後悔しても仕方がない

研修が終わりに近づき
5月より新規就農

残念ながら
候補であった古い家付きの農地が白紙となってしまった

高齢で農家を引退するということで
お話をいただいた農地

トラクターやフォークリフト
ビニールハウス一棟などもついており
新規就農者にはありがたいお話

家は古いが井戸水で水質も良く
上下水道代がかからない

何より見る景色が素晴らしい

「新規就農者の方にこの家を継いでもらいたい」
「時間はあるから慌てずに検討してほしい」

とおっしゃて頂き
ワクワクしながら資金を集めていた

2日後
私たちが知らない間に話は急変
別の方に農地を売る話が
決まってしまったようだ

その後私たちが挨拶に行ったときには

「もっと早く(購入する)と言ってほしかった」
「もう話はほとんど決まってしまった」
「この家は解体することになった」
「機械などの一部は売ってしまった」

この農家さんはこの地を開拓された方々の子孫
その一族の方に農地を売ることになったそうだ

新参者は強く言えず諦めるしかなかった

最後にご主人から

「本当はこの家に住んでもらいたかった」
「この家は残しておきたかった」

子ども頃から住み
自分たちで家も改装したということ
思入れはかなりあったようだ

もうどうすることもできない
柱も梁も立派な家がまた一つなくなっていく

今回の経験で学ぶことは多かった
本当にほしいと思う農地であれば

答えはすぐに出すべきである
人の氣持ちはすぐに変わる
先手先手が大切
時に強引さも必要
研修時代に地元の人たちともっと出会うことが大切
たくさんの人に相談をしよう
たくさんの場所を見てみよう

残念で悔しいけど

今回振り返ってみると

自分たちがどうしたいのか
自分たちは何が大切なのか
何をしたいのか
本当にこの農地で農業をしたかったのか

改めて認識できた出来事

まずは師匠のもとで前に進むだけ

今日は3月9日
Thank youの日

感謝
Mahalo
KWAK KWAH

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