チドメグサとは
チウコギ科チドメグサ属の被子植物
和名は「血止草」と
田んぼの周りなど水辺の湿ったところを好みます
多年草で生息地は、本州・四国・九州・沖縄・小笠原に分布されていますが
北海道でも見ることができます
関東地方以西では冬も枯れずに越冬するようです
チドメグサの種類
チドメグサ属は全部で4種類あります
「チドメグサ」葉が直径1~1.5cm
葉の切込が浅く葉に少し光沢があり茎は地を這って広がります
「ノチドメ」 葉が直径2~3cm
葉の切込が深く少しハート型に見える
「オオチドメ」葉が直径1~cm
葉の切込が浅く丸くなっている
チドメグサとは異なり切れ目同士が重なりあっている
「ツボクサ」 葉に切込がないが鋭い鋸歯がついている
外来種のアマゾンチドメグサやブラジルチドメグサなどもあり
アクアリウムで人氣がありますが
強力な繁殖力のため
水辺などの在来植物の住処を覆い奪ってしまうことから
アマゾンチドメグサは
特定外来生物に指定され輸入や栽培も禁止となっています
チドメグサの繁殖力がすごい
地中深くに茎を伸ばしながら繁殖し
茎を途中でちぎっても繁殖するので
あっという間に広がってしまいます
果樹園や庭の芝生に生えると
芝などを覆ってしまうと除草が難しく
厄介者扱いになっています
一方で
山などの表面を覆い乾燥を防ぐ
グランドカバープランツとして注目されています
チドメグサの止血効果
チドメグサの和名は
「血止草」
葉の汁や葉を傷口につけると血が止まるということで
ここから名前が付いたそうです
医学的には証明されておりませんが
昔から民間薬として用いられ
言い伝えられたようです
野草には色々な効果があると言われています
薬は元々は野草やハーブから作られているもの
自然療法の一つとして
野草などを用いることも
一つの選択肢にすることは
とても良いことだと思います
KWAK KWAH
Mahalo