3月5日から二十四節気は
「啓蟄」
に入りました
意味としては
土の中で冬ごもりしていた生き物たちが、穴を啓いて地上へと這い出してくる頃
でもまだまだ雪が残る北国
長い冬が明け
春はもうすぐですね
そうそう夏野菜などの
「種まき」の時期です
北国では冬の期間雪が積もるため
路地栽培は難しい
だからこそ春がやってくるのが
とてもとても楽しみ
それは木々や虫たちも一緒です
バイオダイナミック農法
私たちは昔から
バイオダイナミック農法を基に作られた
「種まきカレンダー」
を参考に種をまく日程を決めています
バイオダイナミックの農法とは
バイオダイナミック農法とは
”宇宙の力”を野菜や果実などの栽培に活かしていく
オーストリア人哲学博士ルドルフシュタイナーが提唱した農法です
めちゃくちゃ壮大で
もはや地球を飛び出している農法
(一説にはシュタイナーは違う惑星から来たのではと…ワクワクします)
バイオダイナミック農法の始まりは
1924年農薬や化学肥料を近代農業に疑問を持った
ヨーロッパ中の百姓がシュタイナーを講師として招いて開催した
『農業講座』だと言われています
バイオダイナミックの意味
バイオダイナミックの意味として
「バイオ」は「bio(ビオ)」古代ギリシャ語の「生命」と
「ダイナミック」は古代ギリシャ語の「dunamisもしくはdynamis」に由来する「力」や「能力」
これを合わせて「生命の力(能力)」を表しているそうです
バイオダイナミック農法と有機農法との違いは「宇宙とのつながり」
バイオダイナミック農法の根底に
すべての生命は
地球上だけで完結しているのではなく
地球を含む宇宙からも影響を受けており
調和をしながら生きているという考えがあります
その考えから
種まき・苗の植え付け・畑の管理・収穫などは
惑星や月、星々の動き・星座を基におこなっていくのです
種まきカレンダー 5種類のマーク
種まきカレンダーを見てみると
上記のようにマークが掲載されているのだ
マークは主に5種類あります
🥔根菜類
・イモ類 (ジャガイモ・サツマイモ・サトイモなど)
・たまねぎ類(たまねぎ・らっきょ・にんにくなど)
・根のもの (大根・ニンジン・かぶ・しょうがなど)
🥬葉菜類
・キャベツ類(キャベツ・カリフラワー・ブロッコリーなど)
・ねぎ類等 (ねぎ・あさつき・にらなど)
・葉のもの (コマツナ・ハクサイ・レタスなど)
🍅果菜類
・穀物類 (お米・麦・とうきびなど)
・豆類 (大豆・小豆・インゲンなど)
・実のもの (きゅうり・かぼちゃ・トマト・イチゴなど)
🌷花菜類
・花類 (菜の花・食用菊・チューリップなど)
・豆類 (豆ではなく鞘を収穫する枝豆・サヤインゲンなど)
・ハーブ類 (花及び葉を収穫するハーブ)
●真っ黒 (全ての作業に適していない)
各日にち・時間に上記5つの内1つのマークが記載されているので
それに合わせて種をまいたり、苗を植えたりします
種まきカレンダーの実験 大豆編
以前大豆で実験をしたことがあります
同じ畑に
土曜日は大豆に適している日
翌日の日曜日は真っ黒の日
それぞれ種をまきました
土曜日にまいた大豆は収量も多く立派に育ち味も良かったです
日曜日にまいた大豆はカメムシにやられ収量がかなり少なかったのです
同じ畑でたった1日しか違わないのに
ここまで差が出たのが驚きです!!
トマトの種まき
2024年3月6日は
種まきカレンダーによると
🍅果菜類の日
トマトの種まきに適した日です
少し早いですが
1回目の種まきをしました
セルを用意
土を用意
あらかじめ土は湿らせておきました
土が濡れていることで
タネちゃんの目覚めを促進させ
発芽してね~と伝えてあげています
また先に湿らせる利点として
セルに土を入れてから水を上げると
土から種が流れやすくなるため
それを防ぐ効果もあります
セルに湿らせた土を入れます
タネをまくための穴を
1つの穴に2~3か所開けます
だいたい1cmほどの深さくらいですね
さて
トマトのタネはどこにありますか?
トマトは枯れると実のまま地面に落ちていきます
種は皮に覆われ中にありますね
トマトの種は嫌光性種子のため
光を必要としない種です
そのため光が届かないくらいの
深さに種をまいてあげるとよいですよ
美味しくな~れと
笑顔で種をまきましたよ♪
種をまいた後
土を上から押していきます
さらに追加で少し土をかぶせてあげます
種が土に活着とすることで
タネちゃんの目覚めをさらに促進させ
もう一度
「発芽してね~」
と伝えてあげています
最後はパワー注入
次回は3月14日に種まき予定
今回のトマトの種は全て自家採取
今年も
「美味しい!」
と言われるトマトが育っていきます
楽しみ楽しみ
お楽しみに
Mahalo
KWAK KWAH